Staff Blogスタッフブログ

鳥羽歳時記 六月「早苗月」
鳥羽歳時記 六月「早苗月」 平成二十九年五月十日
~季節を感じるおもてなし~
早苗、早乙女の「さ」は、田の神に縁の深い言葉。皐月(さつき)は田の神が山から下りて、田植を司る月とも。橘の花の咲く頃で、橘月の名もある。六月、木々の若葉は青葉へと変わっていく。
梅雨前線が北上し、梅雨に入る。雨の日々は憂鬱であるが、この月に雨が少ないと空梅雨になり、水不足が心配される。鳥羽湾に浮かぶ島々の緑、青い山を映す植田が広がり、潤いに満ちた月でもある。志摩市磯部町の伊雑宮では、日本三大御田植祭の一つに数えられる「磯部の御神田」が盛大に行われる。